2010/09/12

源頼朝の創建といわれる銭洗い信仰の神社 (鎌倉・銭洗弁財天)

日中は30度の越える暑さが続いていますが、夕方以降は
秋の気配を感じる涼しさですね。



















プチ・ハイキングと称して、鎌倉・銭洗弁財天まで歩いてみました。

正式名称は銭洗弁財天・宇賀福神社(ぜにあらいべんざいてん・うがふくじんじゃ)。
源頼朝の創建とされるこの神社は鎌倉駅より徒歩30分くらいに鎮座します。



















駅より閑静な住宅街を歩き続けると眩しい太陽を覆い隠す森林の
先に鳥居があります。日陰に入ると体感温度が2~3度下がり
空気がヒンヤリします。



















鳥居をくぐると暗いトンネルを通り抜けます。
目指す境内は眩しい光の先です。
このトンネルは、俗と聖の領域を分ける結界のようです。



















トンネルの先に銭洗弁財天の境内があります。




























霊気が漂う境内のあちこちから湧き水がでています。

■ 銭洗弁財天の伝説
源頼朝が、1185年の巴の年、巳の月、巳の日の夜に
見た夢の中に宇賀福神が現われ「佐助谷に湧くこの
霊水で神様を供養すれば、天下太平に治まる」とお告げを
受けました。そのお告げ通りに岩から神聖な湧き水を発見し、
そこに社を建立したのがはじまりといわれています。
宇賀福神は蛇の体に人の頭を持つ水の神様です。
北条時頼がこの霊水で銭を洗って一族の繁栄を祈念した
ことが銭洗信仰の始まりだといわれています。

ご神体がいる洞窟

























洞窟内で銭を洗う人達




































神社のご神体は洞窟内に湧く鎌倉五名水のひとつとして
有名な銭洗水です。この霊水でお金を洗うと倍増すると
いわれていますが、本来のご利益は、心身を清め、不浄のお金を
洗うことで幸運・開運が訪れるように祈ったとされています。
洞窟内では、お金を洗っている人がいましたが、
何を願っているのでしょうね。




















授与所でお守りを授かるとき、火打ち石でお清め
してくれます。火花が散るところがなんともご利益がありそうです。




















霊水で清めたら、「清め塩」を受けて更に浄化するとよいでしょう。
お塩を小さな袋に小分けして普段から身につければ、邪気を祓う
のにも役に立ちます。

夏真っ盛りにお参りすると汗だくでちょっと辛いですが、秋に突入
するこの季節はハイキング日和です!

水の神様のお恵みを授かりに銭洗弁財天にお参りしてみませんか。

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